富士桜工房 / 山崎織物株式会社

日本でも有数の織物産地である山梨県の富士北麓地域。富士山湧水などの自然環境を活かして、400年以上前から現在まで、多様な織物を生み出しています。

富士山麓の郡内地域は古来より織物の生産が盛んに行われており、それは郡内織と呼ばれます。特に江戸~明治時代にかけて隆盛を誇り、郡内織の絹織物は当時の“粋”文化の象徴でありました。郡内織の職人には、高い技術を伝えながら新たな可能性に挑戦する気風が培われており、近代の産業革命や化学繊維の発達などを受けて、大きく進化した形で現在に至ります。

 

この地で1916年に創業し100余年以上、富士北麓地域に伝わる「郡内織」を製造し続ける山崎織物株式会社によるファクトリーブランド"富士桜工房"。

シルク、コットン、リネンなどの天然繊維を用いて、素材が本来持っている魅力を最大限引き出すことを目指して、肌に心地よい風合いの織物を生み出し、無意識に受け継がれてきた"日本の美意識"を表現する服飾雑貨を作り続けています。

願いと祈りを抱き、心に花を咲かせる 

富士桜工房の名は山梨県の県花である富士桜が由来となっており、ネクタイの裏地やブランドネームにもシンボルとして描いています。富士桜は富士山の周辺に標高2,000m地点まで分布し、-20℃の極寒にも耐えしのぎます。咲く花は小さく、色も匂いも控えめ。うつむき加減に咲く姿は何とも慎ましいもので、『和と忍耐』を表すとされて親しまれている、山桜系の野生種です。

過去が現在を構築して、現在が未来を創造する。日本には古くから、様々な願いや祈りの心を、図案や色に表現する歴史文化が伝わっており、富士桜工房のプロダクトはその願いを基軸にしています。

「信仰の対象と芸術の源泉」の世界文化遺産である富士山の麓で、歴史と文化を継承しつつ、新たな価値を生み出すものづくり。

日本の伝統的な文化精神を大切にしながら、現在の生活仕様に昇華した逸品を是非、身に纏ってください。

富士桜工房 / 山崎織物株式会社
〒403-0022 山梨県南都留郡西桂町小沼1697


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