山十製紙

明治30年創業、山梨県伝統工芸品であり450年の歴史を誇る西島手漉和紙の製造メーカー「山十製紙」さん。

西島和紙の歴史は今から450年前の1571年までさかのぼります。この年、望月清兵衛という武士が和紙の製法を学び、その技術をふるさとの西島に持ち帰ったことがはじまりです。和紙の特徴は、三椏(みつまた)という植物を主原料に使った光沢のあるつややかな紙。これを当時の国主・武田信玄に献上したところ、とても喜んだと言われています。こうして、清兵衛は紙の役人に任命され、西島を中心に和紙づくりが盛んになっていきました。

戦後、半紙に変わる紙として書画用の「画仙紙」を開発しました。この画仙紙は、故紙や稲ワラなど、さまざまな材料を混ぜて製造。そうしてできた和紙は、にじみが美しく黒色をはっきり表現できるので、今も全国の書道家に使われています。

山十製紙さんは、紙が持っている多様性や次世代に伝えるために、「懐かい」や「古い」といった言葉ではなく、今の時代に必要なものを考えた商品開発を続けています。


書道用紙「半紙、画仙紙」ペーパーアイテム「ハガキ、御朱印帳」、和紙体験も行っています。

有限会社山十製紙
〒409-3301 山梨県南巨摩郡身延町西嶋1212


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