1000年続く和紙の産地、山梨県市川三郷町にある和紙メーカー「大直」さんが、山梨県出身のプロダクトデザイナー深澤直人さんと取り組む、伝統的な和紙を現代の暮らしに提案するブランド「SIWA|紙和」。
「SIWA | 紙和」で使用されている和紙は、和紙の良さはそのままに非常に軽くて風合いがあり、紙の可能性を広げる新しい障子紙「ナオロン」。手にすると肌触りが良く、軽くて、柔らかくしなやかな紙質ながら、大変強度があります。さらには、水に濡れても破れない特徴を持っています。
これまでデリケートだった紙を、いっそう私たちの身近な素材にしてくれて、いつもそばにいてくれる道具をつくることができる。この優れた素材「ナオロン」を使って身のまわりのものを作り出すシリーズが、「SIWA | 紙和」です。
「SIWA | 紙和」の商品づくりには、まず染色と縫製の技術開発からスタートしました。接着があまり効く紙ではないので縫うしかなかったとのことです。当初はしわが付きすぎた状態でサンプルが上がってきたので、しわの標準サンプルをつくったりもしました。しかし、あえてつけたしわではなく、製造過程で裏返したりしたときに付くしわが一番自然であり、使っていくうちに自分でつけるしわがまざりあって手に馴染んでいくのが一番いいというところに辿り着きました。
最初のアイデアは、深澤直人さんがアメリカで暮らしていたときにあった“ブラウンバッグ”から。クラフト紙を使ったサンドイッチなどを入れたりして持ち歩く姿が日常にあったそうです。それがファッショナブルな感じがして、紙なんだけど袋がバッグになっているという。最初に生成り色のバッグを提案し、そしてその紙が皺になってる。それで、名前も和紙が皺になっているので“SIWA”と名付けられました。
使用方法・使用年数によって限度が変わってきますが、(財)QTEC生活用品試験センター調べ(2009年)で、なんと5キログラムから10キログラムという耐荷重のテストにも合格しました。また、傘などの濡れたものを入れても破れる心配もありません。水に濡れた場合むしろ強度が増すという結果も出ています。
使い込むほどに柔らかく、手に馴染む。何よりもシンプルでオシャレ感がグッと上がるところも嬉しいポイント。独特のシワの風合いと、柔らかな手触りを楽しんでください。
SIWA | 紙和 / 株式会社 大直
〒409-3606 山梨県西八代郡市川三郷町高田184-3
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