香典返しにお茶を贈る理由とは?失礼のない選び方とおすすめ返礼品

香典返しにお茶を贈る理由とは?

香典返しの品を選ぶ際、
昔から多く選ばれているもののひとつが「お茶」です。

けれど、なぜ香典返しにはお茶がよいのでしょうか。

「定番だから選んでも失礼にならない?」
「お茶だけでは簡素すぎない?」
「どのくらいの価格のものを選べばよい?」

葬儀や法要を終えたばかりの時期は、
さまざまな手続きが重なるため、返礼品選びまでじっくり考える余裕がないこともあります。

香典返しは、香典をいただいたことへのお礼と、
故人の供養を滞りなく終えたことを伝えるための贈りものです。

華やかさを競うものではなく、
感謝が失礼なく伝わり、相手が負担なく受け取れることが何より大切です。

日常の中で少しずつ飲めること。
食べたり飲んだりすることで形に残らないこと。
幅広い年代の方へ贈りやすいこと。

こうした特徴を備えたお茶は、
香典返しの趣旨に合う、落ち着きのある返礼品です。

この記事では、香典返しにお茶が選ばれる理由をはじめ、
贈る時期や金額相場、掛け紙のマナー、失礼にならないお茶の選び方まで詳しく解説します。

最後に、山梨県南部町で丁寧なお茶づくりを続ける、
まるわ茶園のお茶もご紹介します。


香典返しとは?まず知っておきたい基本

香典返しにお茶を贈る理由とは?

香典返しとは、
通夜や葬儀などで香典をいただいた方へ贈る返礼品です。

単に金品をいただいたことへのお返しではありません。

故人を偲び、心を寄せてくださったことへの感謝と、
法要を滞りなく終え、忌明けを迎えたことの報告を兼ねています。

そのため、香典返しの品には、
お祝いの贈りもののような華やかさよりも、落ち着きと実用性が求められます。

弔意を寄せてくださったことへの感謝。
無事に忌明けを迎えたことの報告。
今後のお付き合いを願う気持ち。

この3つを丁寧に伝えることが、
香典返しの基本的な役割です。

地域や宗派、葬儀の形式によって慣習は異なりますが、
相手への感謝を形にするという考え方は共通しています。


香典返しにお茶を贈る理由とは?

香典返しにお茶を贈る理由とは?

香典返しとしてお茶が長く選ばれてきた背景には、
弔事の贈りものにふさわしい、いくつかの理由があります。

1. 後に残らない「消えもの」だから

香典返しでは、
食べたり使ったりすることでなくなる「消えもの」が一般的です。

これは、悲しみや不幸を後に残さないという考え方に由来しています。

お茶は飲めばなくなり、
日々の暮らしの中で自然に消費できる品です。

食器や置物のように長く形が残らず、
受け取った方の負担になりにくい点でも、香典返しに適しています。

2. 幅広い年代へ贈りやすいから

お茶は、若い方からご年配の方まで、
幅広い年代に親しまれている飲みものです。

朝食や食後、仕事の合間、来客時など、
日常のさまざまな場面で飲んでいただけます。

甘いものや味の濃い食品とは異なり、
好みに大きく左右されにくいことも、返礼品として選びやすい理由です。

3. 日持ちし、相手の都合で楽しめるから

香典返しは、すぐに召し上がっていただくことを前提とする贈りものではありません。

受け取った方が、
ご自身の都合に合わせて少しずつ楽しめることも大切です。

茶葉やティーバッグは比較的保存しやすく、
生菓子のように急いで消費する必要がありません。

保管場所を大きく取らないため、
一人暮らしの方や少人数のご家庭にも贈りやすい品です。

4. 仏事やおもてなしと深い関わりがあるから

お茶は古くから、
仏前へのお供えや、弔問客へのおもてなしに用いられてきました。

仏事とお茶の関わりについては諸説ありますが、
日本の弔事において、お茶が身近な存在であったことは確かです。

温かいお茶を淹れ、静かに飲む時間は、
故人を偲び、心を落ち着けるひとときにもつながります。

5. 落ち着きがあり、弔事の雰囲気に馴染むから

香典返しには、
華美すぎず、品のあるものが求められます。

日本茶の端正な佇まいや、
穏やかな香り、すっきりとした味わいは、弔事の返礼品によく馴染みます。

少し上質な煎茶を選べば、
控えめでありながら、感謝をきちんと伝えられる贈りものになります。


香典返しにお茶を贈るのは失礼ではない?

香典返しにお茶を贈る理由とは?

香典返しにお茶を贈ることは、
基本的に失礼にはあたりません。

むしろ、お茶は香典返しや法要返しで長く選ばれてきた定番品です。

ただし、定番だからといって、
どのようなお茶でもよいわけではありません。

相手への感謝を伝える品だからこそ、
価格や品質、包装、掛け紙まで丁寧に整える必要があります。

たとえば、普段使いの簡易包装の茶葉をそのまま贈ると、
返礼品としては少し簡素に見えることがあります。

香典返しとして贈る場合は、
箱入りの商品や贈答向けのセットを選ぶと安心です。

また、故人や遺族がお茶に関係する職業だった場合や、
贈り先がお茶をほとんど飲まないと分かっている場合は、別の品を検討してもよいでしょう。


香典返しのお茶を選ぶ5つのポイント

香典返しにお茶を贈る理由とは?

1. いただいた香典に合う価格を選ぶ

香典返しの金額は、
いただいた香典の3分の1から半額程度が一般的な目安です。

1万円の香典をいただいた場合は、
3,000円から5,000円程度の品を選ぶと考えやすくなります。

ただし、高額な香典をいただいた場合や、
一家の働き手を亡くした場合などは、3分の1程度にすることもあります。

地域や親族間の慣習によって考え方が異なるため、
迷った場合は葬儀社や年長の親族へ確認すると安心です。

2. 日常的に飲みやすい種類を選ぶ

相手の好みが分からない場合は、
煎茶のように親しみやすく、食事にも合わせやすいお茶がおすすめです。

香ばしいお茶を好む方には、ほうじ茶や玄米茶。
急須を使う習慣がない方には、ティーバッグタイプも喜ばれます。

贈り先の年齢だけで決めるのではなく、
普段の暮らしを想像して選ぶことが大切です。

3. 普段より少し上質なお茶を選ぶ

香典返しは、感謝を伝えるための贈答品です。

毎日飲める親しみやすさは大切ですが、
自宅用のお茶より少し上質なものを選ぶと、気持ちが伝わりやすくなります。

産地や栽培方法、摘採時期、製法など、
品質の背景が分かるお茶なら、より丁寧な印象になります。

4. 保存しやすい包装を選ぶ

お茶は、湿気や光、周囲のにおいの影響を受けやすい食品です。

開封後も扱いやすい袋入りや、
少量ずつ分かれたセットなら、風味を保ちながら楽しんでいただけます。

贈る相手が一人暮らしの場合は、
大容量の茶葉よりも、少量の詰め合わせやティーバッグが使いやすいでしょう。

5. 弔事にふさわしい包装を確認する

商品そのものが上質でも、
慶事向けの明るい包装や華やかなリボンは香典返しには向きません。

落ち着いた包装紙や弔事用の掛け紙に対応しているか、
注文前に確認しましょう。

オンラインで注文する場合は、
備考欄へ用途や表書き、名入れを正確に記入することも重要です。


煎茶・ほうじ茶・ティーバッグ|どのお茶を選ぶ?

お茶の種類 特徴 向いている相手
煎茶 旨味・渋み・香りのバランスがよく、日本茶の定番 好みが分からない方、目上の方、ご年配の方
特上煎茶 茶葉の香りや旨味をゆっくり味わえる上質なお茶 高額な香典をいただいた方、特にお世話になった方
ほうじ茶 香ばしく、食事にも合わせやすい 渋みが苦手な方、幅広い年代のご家庭
玄米茶 炒り米の香ばしさと緑茶のすっきり感を楽しめる 日常使いしやすいお茶を贈りたい方
ティーバッグ 急須を使わず、手軽に淹れられる 若い方、一人暮らしの方、職場へ贈る場合
和紅茶 国産茶葉ならではの穏やかな香りとまろやかな味わい 紅茶を好む方、洋菓子も楽しむご家庭

香典返しを贈る時期はいつ?

香典返しを贈る時期は、
宗教や地域、葬儀の形式によって異なります。

仏式の場合

一般的には、四十九日法要を終え、
忌明けを迎えた後に贈ります。

法要後、遅くとも1か月程度を目安に手配するとよいでしょう。

神式の場合

神式では、五十日祭を終えた後に、
返礼品を贈ることが一般的です。

キリスト教式の場合

キリスト教には本来、香典返しと同じ習慣はありませんが、
日本では感謝の品を贈ることがあります。

カトリックでは追悼ミサ、
プロテスタントでは召天記念式などを目安に贈るケースがあります。

即日返しの場合

近年では、葬儀当日に返礼品を渡す「即日返し」も増えています。

いただいた香典が高額で、当日の返礼品だけでは不足する場合は、
忌明け後に差額分の品を改めて贈ることがあります。


香典返しの掛け紙・表書き・水引

香典返しにお茶を贈る理由とは?

弔事の返礼品に使うものは、
厳密には「のし紙」ではなく「掛け紙」と呼びます。

慶事を表す熨斗飾りが付いていない、
弔事用の掛け紙を使用します。

表書き
地域や宗教を問わず広く使われるのは「志」です。西日本の一部では「満中陰志」、神式やキリスト教式では「偲び草」を使う場合があります。

名前
水引の下には、喪主の姓や姓名、「〇〇家」などを記します。

水引
黒白または黄白の結び切りを使うのが一般的ですが、地域差があります。

内掛け・外掛け
配送する場合は、掛け紙が傷みにくい内掛けがよく使われます。手渡しの場合は、用途がひと目で伝わる外掛けを選ぶことがあります。

宗派や地域による違いが大きいため、
家族だけで判断せず、葬儀社や贈答店へ確認すると安心です。


香典返しに添える挨拶状の基本

香典返しを配送する場合は、
品物だけでなく挨拶状を添えるのが丁寧です。

挨拶状には、次の内容を簡潔に記します。

香典や弔問へのお礼。
法要を無事に終えたことの報告。
直接挨拶すべきところを書面で済ませるお詫び。
返礼品を贈ったことの案内。

弔事の挨拶状では、
「ますます」「重ね重ね」など、不幸が重なることを連想させる重ね言葉を避けるのが一般的です。

宗教によって使う言葉も異なります。

たとえば「成仏」「冥福」「四十九日」などは仏式の言葉なので、
神式やキリスト教式の挨拶状へそのまま使わないようにしましょう。


香典返しのお茶で避けたい選び方

贈答用に見えない簡易包装
自宅用の袋入り商品をそのまま贈ると、感謝を伝える返礼品としては簡素に見える場合があります。

香典額に対して高価すぎる品
香典額を大きく上回る品は、相手に気を遣わせる原因になります。

慶事を思わせる包装
華やかなリボンや紅白の水引、祝いを連想させる表現は避けましょう。

保存期間が短すぎる品
相手が急いで消費しなければならないものは、負担になることがあります。

相手の生活に合わない大容量
一人暮らしの方へ大量の茶葉を贈るより、少量ずつ楽しめる品の方が親切です。


香典返しのお茶に、山梨の南部茶を。

香典返しにお茶を贈る理由とは?

香典返しにお茶を選ぶなら、
産地や作り手まで分かる、丁寧なお茶を贈るのもひとつの方法です。

山梨県南部町は、
豊かな山々と清らかな水、温暖な気候に恵まれたお茶の産地です。

この地でお茶づくりを続ける「まるわ茶園」では、
茶葉の栽培から加工、販売までを一貫して行っています。

収穫するのは、旨味を蓄えた一番茶。

深蒸し茶が主流となるなかで、
茶葉本来の香りと端正な味わいを引き出す、昔ながらの若蒸し煎茶を作り続けています。

煎茶の「なごみ」「かえで」「わごころ」をはじめ、
棒ほうじ煎茶、玄米茶、和紅茶、ティーバッグなど、贈る相手の暮らしに合わせて選べるのも魅力です。

なかでも、複数の特上煎茶を詰め合わせたセットは、
特にお世話になった方への香典返しや、高額な香典への返礼品にも選びやすい内容です。

華やかすぎず、質のよさが静かに伝わる。

そんな山梨の南部茶は、
故人へ心を寄せてくださった方への感謝を託す品として、よく馴染みます。


香典返しのお茶選び 早見表

贈る相手・状況 おすすめのお茶 選び方のポイント
好みが分からない方 煎茶・特上煎茶 親しみやすく、食事にも合わせやすいものを選ぶ
高額な香典をいただいた方 特上煎茶の詰め合わせ 上質感と贈答用のきちんと感を重視する
一人暮らし・若い方 ティーバッグ 急須を使わず手軽に飲めるものを選ぶ
渋みが苦手な方 ほうじ茶・玄米茶 香ばしく、食事にも馴染むものを選ぶ
紅茶を好む方 和紅茶 穏やかな香りとまろやかな味わいの国産茶を選ぶ

香典返しには、静かに感謝が伝わるお茶を。

香典返しにお茶を贈る理由とは?

香典返しは、
豪華な品で相手を驚かせるためのものではありません。

故人へ心を寄せ、
遺族を支えてくださったことへの感謝を伝えるための贈りものです。

飲めば形に残らないこと。
相手の暮らしの中で無理なく楽しめること。
温かい一杯とともに、穏やかな時間を過ごしてもらえること。

お茶には、香典返しに求められる心遣いが備わっています。

贈る相手の人数や生活、いただいた香典の金額を考えながら、
感謝が静かに伝わる一品を選びましょう。

くるらストアでは、
山梨県南部町で丁寧に育てられた、まるわ茶園のお茶をご紹介しています。

煎茶、ほうじ茶、玄米茶、和紅茶、ティーバッグ、特上煎茶のセットまで、
返礼の金額や相手の暮らしに合わせてお選びいただけます。


 

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